「日本で勉強嫌いだったのが、イギリスに来てから勉強が好きになった。」と、小さいころの海外での生活を語ってくれるのは、UCバークレーで癌の研究をしている蓑田亜希子さんだ。今ではバイリンガルの蓑田さんも、イギリスに来た当時は語学で大変な思いをされていたそうだ。小さい頃を海外で過ごすと、そこまで苦労しないで英語を習得できるというイメージが先行しがちだが、相当な苦労と努力をしたということが伝わってきた。
インタビューの中でも特に印象的だったのが、日本の教育制度では勉強嫌いだったのが、イギリスに移ってから勉強が好きになったということである。今では人に役立つ研究をしたいという蓑田さんも、もし日本で育ったらドクターになっていなかった、と仰っていた。教育制度の違いによってそういった人材が育つ可能性を失ってしまうのは惜しい。日本の教育制度にもすばらしい点があるが、それに加えて個人にあった教育ができるような選択肢を増やすことが必要なのではないかと思った。 ※一部質問が表示されない場合があります。 質問1:小、中学生の頃のイギリスの生活はどうでしたか? 質問2:英語はどのように克服されたのですか? 質問3:イギリスの教育制度は日本と比べてどうでしたか? 質問4:イギリスとアメリカの研究室はどのような違いがありますか? 質問5:今後の目標を教えてください。 質問6:日本の若者に一言お願いします。 蓑田さんの経歴: 父親の転勤で12歳(小6)のときにイギリス、ロンドンに移る。 中学、高校をロンドンの現地校へ行き、学位はロンドン大学のUCLで微生物を取得。 PhDはロンドンにあるCancer Research UKという癌研究所に所属。 現在はUCバークレーでポストドクトラルフェロー。 Posted by 白川宏昭 Comments are closed.
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September 2011
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