Jim Miller氏は、低分子医薬品及び生物製剤の長い研究経験を有する科学者である。カリフォルニア大学で博士号(化学)を取得し、ポスドク、企業研究者と長いキャリアを通じて、神経生物学、生理学、生物物理学、電気生理学と幅広い分野に精通している。特に炎症、疼痛、神経変性疾患、自己免疫疾患がメイン領域である。
学部時に化学を選択してから誰かにやらされるのではなく、自分の興味に従って進んでいった。そのような長いキャリアの中で、どれくらいの人が出来るかわからないが、幸運にもいくつもの大きなプロジェクトに参加し、市場に出るような薬の開発に従事した。薬を市場に出し、人々を助けることに大きな達成感を感じた。また、人々が集まってお互いに助け合い、一緒に仕事したことが成功にむすびつくことが一番うれしいとも仰られた。 バイオベンチャーについては、10~15年前に、バイオベンチャーの設立、育成、自立にというモデルができあがった。しかし現在は、そのモデルが機能しなくなっており、3~5年間と短いスパンで設立し、大手製薬企業から確立されたプロジェクトを引き受けていると述べられた。 バイオ産業が盛んなシリコンバレーで長い経験をもつ研究者から、バイオベテクノロジーの実態を直接伺って、よりバイオ産業に対する興味が深まった。 【経歴】 STATegics ,Associate Driector Biopharmix Solutions, Principal Trigemina Inc., Associate Director Elan Pharmaceuticals, Principal Scientist Neurex Corp, Scientist III UCSF, Research Fellow University of California, San Francisco - School of Medicine University of California, Santa Cruz, Ph.D., Chemistry reported by 中田 遼 Comments are closed.
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September 2011
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