「嫌いなことを無理やるよりも好きなことをやることが大事。」と、語ってくれたのは、バイオベンチャーのキモセントリクス社の有機合成研究者であるアントニークラシンスキーさんだ。ポーランドで生まれ育ったアントニーさんは、小さいころから化学が大好きであり、自分にとっては化学がキャリアの選択肢になったのではなく、ただ化学が好きだから自然と研究者という道を選んでおり、現在も自分のしている仕事にとても満足しているそうだ。終始穏やかに話すアントニーさんの将来の目標は、現在行っている新薬の開発で大きな成果を出すことが目標だと語ってくれた。また、ここアメリカは自分が外国人であるということをあまり意識することなく、自国のように過ごせる唯一の場所ではないかとの言葉は、懐の深いアメリカを象徴していると感じた。
アントニーさんとのインタビューの中で、本当に化学が好きで今の仕事をしているという気持ちがすごく伝わってきた。インタビューをしていく中で思ったのは、子どものころの好奇心がそのまま今の仕事につながっているという人が意外に多い、ということだ。基本的なことだが、好きなことだから全力で取り組めるし、人よりいい成果が残せるのだと思った。 ※質問が一部表示されない場合があります。 質問1:ご経歴を教えてください。 質問2:化学に興味を持ったキッカケはなんですか? 質問3:ポーランドとアメリカ文化にはどのような違いがありますか? 質問4:今後の目標を教えてください。 質問5:チャンスがあれば起業してみたいと思いますか? 質問6:Antoniさんにとってシリコンバレーはどのような場所ですか? 質問7:次の世代を担う若者に一言お願いします。 Dr. Antoni Krasinski 略歴 ポーランド生まれ Warsaw University, Chemistry Department, 修士号取得 Polish Academy of Sciences, Institute of Organic Chemistry, Ph.D.取得 Posted by 白川宏昭 Comments are closed.
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September 2011
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