サノフィアベンティス、ジェンザイム社買収の最終決定;$20.1Billion
フランスのドラッグメーカー、サノフィアベンティスはアメリカのバイオテク企業であるジェンザイム社買収につき、買収金額の折り合いがつかず長引いていた買収がようやく実現することに至った。当買収の一番のネックは現在開発後期にある多発性硬化症治療薬、レムトラーダ、の将来売り上げの予測に両社に大きな開きが存在した。このため、サノフィアベンティス社は不確定価額受領権(CVR)を行使することにより、このたびの買収に折り合いをつかせた。 ダナハー社、ベックマンコルター社を買収;$6.8Billion ツールメーカーであるダナハーは近将来老人口の急増と新興国の伸びを予期し、メディカル診断分野機器メーカーであるベックマンコルター社を買収した。ダナハーは当買収についてほか2社からの買収オファー金額を勝ち抜いた。 アビオファーマ社はがん治療薬にてアステラス社と提携;$1.48Billion 進行した腎臓がん治療薬で現在臨床開発後期にある、tivozanibへのアジア領域以外の世界的権利をアステラス社は受けることになった。当契約によりアビオファーマ社は$125Millionの前金支払いを受ける。当治療薬はVEGFレセプターをブロックするタイプのがん療法にて、固形腫瘍ガンの幅広い範囲に適用可能とする。 フォレストラボラトリーズ社はクリニカルデータ社を買収;$1.114Billion 神経系治療薬メーカーであるフォレスト社は2015年までに当社のリードプロダクト、レキサプロとナメンダの特許切れになるため、プロダクト充填を目的にクリニカルデータの買収にいたった。クリニカルデータはうつ病性障害治療薬、ビーブリッド、が2011年1月にFDAの承認を受けている。 第一三共、プレキシコン社を買収;$935Million 第一三共はがん治療薬のポートフォリオを持つプレキシコン社を買収し、がん治療分野でのパイプラインを強化すると同時にプレキシコン社のテクノロジープラットフォームも手中にする。プレキシコン社は現在メラノーマ治療薬が臨床開発第3相中。 ギリヤード社、カリストガファーマ社を買収;$600Million 炎症性疾患に関与するPI3Kパスウェイをターゲットとした治療薬を開発するカリストガファーマ社は現在慢性リンパ球性白血病および非ホジキンリンパ腫治療薬が臨床フェーズ第2相のほかPI3K拮抗剤のパイプラインを保持する。当買収では総額は$375Million以外に成功マイルストーンにて$225Millionが加えられている。 フジフィルムは、バイオロジカル医薬品製造ビジネス2部門をメルク社から買収;$490Million ディオシンセLLCとMSDバイオロジックLTD2部門はメルク社のバイオ製造部門にて、アメリカのノースキャロライナとイギリスのビリンガムに拠点を持つ。メルク社はバイオロジカル製品製造事業を手放すことになるが、バイオロジカル医薬品開発は継続するとする。 協和発酵は、スコットランドのプロストラカングループを買収;$474Million プロストラカングループは、ガン鎮痛治療薬Abstralと骨粗鬆症薬Adcal-D3で知られている企業。当買収により協和発酵は日本以外でのがん治療ビジネスを拡大する。 プロジェニックスファーマはサリックスファーマとレリスターにてライセンス契約;$350Million サリックス社は、オピオイドによって誘発された便秘治療薬、レリスターにつき、日本以外の世界権利をプロジェニックスファーマに譲渡した。日本では小野薬品が販売権を持つ。 バイオベイル社はグラクソスミスクラインとゾビラックスのライセンス契約;$300Million バイオベイルはグラクソ・スミスクラインからZovirax(ヘルペスウィルス治療薬)の眼以外適用に対する軟膏薬の米国とカナダの権利を獲得した。 Comments are closed.
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January 2016
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