提携トレンド
昨年度との比較 サマリー
2011年に目立った提携は、大手企業同士の提携となりました。ベーリンガーインゲルハイムとリリーの糖尿病治療薬共同開発、大塚製薬とルンドベックの中枢神経疾患治療薬が注目を集めました。 リリーとベーリンガーインゲルハイム インスリン薬にて糖尿病治療分野でリーダーとなったリリーは、戦略的に当分野の薬品開発を重点に置いましたが、2010年に後期臨床医薬品候補2件に失敗。このため糖尿病フランチャイズの薬品ポートフォリオの充填が必須となり、ベーリンガー開発後期2薬品を手に入れる、総計5医薬品候補の開発提携となりました。しかしながら、当提携では5製品すべてはファーストインクラス製品とはならないと想定されており、市場ではすでにある競合品との違いをアピールする必要性があります。リリーとしては、糖尿病疾病患者へのトータルセラピーを提供することに意義があるとしています。 大塚製薬とルンドベック 2011年3月にリード医薬品レクサプロの特許が切れるルンドベックは当提携により開発後期品2品目を大塚製薬から手に入れることになり、主な支払いはルンドベックが大塚製薬に支払う予定。最も市場に近い製品はブロックバスターであるアビリファイの長期投与型医薬品。 医薬品分野での提携のトレンドは昨年に続き、がん治療製品、抗体が多い結果になっています。また、2011年終わりには感染疾患(肝炎等)提携や買収は目を引くトレンドです。 Comments are closed.
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January 2016
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